Happiness is overcoming your fears
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 Koenji Raining


 熱い熱いお風呂にて。

 実家に帰るたび、私が一番風呂をいただくと「お前のあとは熱過ぎる」と父からも母からも弟からも苦言を呈されていたことなど。それはそれで反省するとして、代休が取れたため、久しぶりにカッと熱いお風呂に入る。凄く長い時間をかけて。

 普段使わない神経をブラッシュ・アップしているかのよう。全身をくまなく洗って泡を洗い流していて、私は私の顔を取り戻したような気分になる。薄い膜が剥がれて、目は目に、鼻は鼻に、収まるべきところに収まる感覚と言うか。私は時々こうやって自分に顔があることを思い出すよ。

 「なんだか顔付きが優しくなった」と、知り合いが。

 古い角質とか、太ったとか、そういう話をしているのでは、ない(私は祈る)。代休をほとんど寝て過ごすという堕落の限りをつくしながら、ぼんやり思う。おそらく今年の年末は実家に帰れないだろう。焦り/コンプレックス/無力感/徒労。やれやれ。

 畏友が紹介していたA PERFECT CIRCLEの"3 Libras"を参照する。たゆたうようなアルペジオとヴァイオリンがすてきで、ほんのりとアイルランドの匂いがする。白眉は曲の後半のリフレインだろう。そこでは"You Don't See Me"と繰り返される。

 なんて言うかね。音楽はどのような苦しみも美しくすることが出来るという事実に、本当に今さらながら再会して、驚嘆している次第だ。こんだけ音楽と一緒にいて、最初からそれは眼前にあったはずで、むしろ今の今までその事が前景化しなかったことに問題があるような気もするけれど、この発見は私をとても軽くした。オチなどない。

まぁ、時間なんていずれ出来るだろうさ。
まぁ、時間なんていずれ出来るだろうさ。





2010⁄12⁄14 21:00 カテゴリー:探検! 誰かの町 comment(0) trackback(0)







 Koenji Raining


 病魔だ、病魔だ、病魔だ、友よ!

 私が健康診断を受けた「心と体の元気プラザ」やや砕けた英語で言うとAlive and Kickin' Body and Soul Plazaから診断結果が来たんだけど、英訳すると同時にそのカリフォルニア的なカラッと明るい空気を憎悪して止まなくなる、その陰翳に満ちた実存。闇は光の不在と等価ではないと、識れ。

 ハイデガーは「不安とは対象のない恐怖である」と説き、そこから<死の隠蔽>という概念へ飛翔した。えぇとね、ぼんより体調が悪い日々が続いていて、検査してみたら実際悪かったってのは、不安から恐怖にランクアップするものだと思うの。そんな異教の邪悪な儀式――SAIKENSA――。

 人間が感染しようもないウィルスに侵されているとか、実は見目麗しい女の子だったとか、挙句の果てにアリスは私だったとか、そういうことがあったようで、SAIKENSAの運びとなり申した。それは「まぁ、調子悪かったしね」で捨て置く。おい、この体脂肪率は何かの間違いではないのか。

 嘘だと、適当に鉛筆転がして決めたと、そう言ってくれないか。

 学生時代、暇と貧乏を持て余して10%切るまで西日眩しい夏の部屋でサウナごっこをしていた頃から10%増とか、それはもう飛躍的よ、飛躍的。私を構成する質量の1/5が脂肪ってどういうことだ。いくら食糧難に備えて備蓄したところで、私が生き残ったところで人類の文明再建とかしないぞ。

 ……なんて昨今、朝起きて顔を洗おうと、洗おうと、立ち上がる間もなく生まれたての仔鹿のようにふるふる震える、それはとある朝。目頭熱くなるような高熱で数日寝込む。毎度この時期の体調不良は世界の終焉的で、寂寥たる死の大海を私の部屋がボトルメールのように漂っているかのよう。高円寺。

高熱に瀕して、ラーメンは無理だよぅ。
高熱に瀕して、ラーメンは無理だよぅ。





2010⁄12⁄08 21:00 カテゴリー:探検! 誰かの町 comment(0) trackback(0)







 Koenji Raining


 OMEGA CHAINSAW MASSACREだの漆黒のフリマだの!

 最近よくいくサロンで上記のような催しものが隔週で開かれていますの。その主旨はやや斜め方向から色んな文化に触れてみよう! というもの。そして今回の催しは「折り紙教室」ザックリと異質。酸鼻な形容がつかない分だけ、逆におぞましい何かを想像しちゃうよ。

 それはある晴れた日曜日。先日も終電間際までお仕事していて散々に腐敗した気分でご帰宅。お酒呑みに行くのも面倒になって、コンビニで買ったスミノフアイス片手に友人とメッセしながらダラダラするという雑なお酒を経て、目を覚ましたら4時。

 返して! 私の休日を返してよ!

 灰色の服を着た時間泥棒に尻の毛まで抜かれた気分でフラフラと外に出て、クリーニングを回収し、行き着けのラーメン屋さんで20時間ぶりの食べ物を身体に詰め込む。さぁ、考えろ。リカバリプランだ。この残された数少ない時間をどう過ごすか。危機においてこそ、その人間の真価が試される。

 そんなわけで折り紙教室行ってきた。ああ、そこは紫色の真珠(?)が絡みついたシャンデリアの下、コルセットやガーターベルトをつけた紳士淑女が黙々と紙に向かう、デカダンだか前衛だかよくわからない空間だったよ。「貴方、心が乱れてるよ」と禅的な言葉も飛び交うよ。そういう人たちに優しく教えてもらいながら、黙々と手を動かす。

 ……何かのセラピーみたい。

 かくして、薔薇が私の手により生み出された。すげぇ。私の手、すげぇ。それにも増して。どうして紙をこう折ったら薔薇に見えるハズ、という設計が出来たんだ? 世界的に有名なカワサキ・ローズという薔薇の折り紙を設計したのは数学者と聞く。確かに、それは一面で存分に幾何学めいてもおり。薔薇と数学とRock'n'Roll――世界の本質。

 この小さなモノは、何かしら無限的なものを包含しているかのよう。

「できたよー!」
「使徒だね!」
「このこは つるです」

薔薇、ケーキ、鶴。約めて言えば俺はそれだけ。
薔薇、ケーキ、鶴。約めて言えば俺はそれだけ。






2010⁄11⁄21 21:00 カテゴリー:探検! 誰かの町 comment(0) trackback(0)







 Koenji Raining


 Halloweenのイベントの、その、ことごとくを、逃した。

 そんな勤勉で間抜けな私にも、"Trick Or Threat(悪戯させてくれなきゃ脅迫しちゃうぞ(メタ(自己参照(脅迫するぞ、っていう脅迫ね))))"って言う権利はあると思うんだ。例えば今から述べるようなイベントを逃すような憐れなリーマンであっても、ね。ともあれ、事前には「とんでもねぇ格好でお越し下さい」とのアナウンス。

 どうしましょう! パーティに着ていく服がないわ!

 ハロウィーンパレードは、まず身体改造バーギニーピッグへ襲撃。その後、ハプニングバー9259、SMバーアルカディアなどの怖い店を次々に歴訪。その後、道行く人にお菓子をバラ撒きながら歌舞伎町を抜け、靖国通りをブブゼラを吹き吹き練り歩き、clubWIREへ!

 うわーん! そのような心楽しい催し物を他所に、私の週末のイベントはと言えば、散々にだらしなく伸びた髪を切ることぐらいだよ。この歩いて2分もない美容室で、せいぜい陽気に振舞ってやるよ! そしてガラス張りのエントランスの外には、魔女や魔王や戦闘種族の格好をした子供たちが、めいめいマントを翻して走る。えっ?

 美容師さんは言う。「向かいの布団屋さん、毎年店頭にお菓子置いてるんですよ。多分それだと思います」……なんたる、なんたる! 「まぁ、馬鹿馬鹿しいって言えば馬鹿馬鹿しいんですけどね」と笑う。そんなことはない、と異議を唱えようとしたところで、別の美容師さんは言う。「やべぇ! もう飴ねぇよ!」

 お前らもか。

 何だかお菓子を手渡され、フラフラしながら店を出ると、そこはもう魔界だったよ。メガネの愛らしい魔女はジャック・オー・ランタンを模した手提げ袋にテキパキとお菓子を詰め込んでいたよ。手際がいいね! 沢山入るもんね! ああ、この商店街は、ことあるごとに何屋さんか解らなくなるような営業をなさるのさ。

 私の脇を走り抜けるこの世ならぬ者たちときたら、いやに眩しくリアルで、むしろ私こそがここでは幽霊なのではないか、と、ふと不安な気持ちが過ぎる。そして一際強い風。魔女がステッキを振る。やれやれ、何を育てようとしているのさ、高円寺。

でも、それはきっと、とても善いもの。
でも、それはきっと、とても善いもの。





2010⁄11⁄08 21:29 カテゴリー:探検! 誰かの町 comment(0) trackback(0)







 Koenji Raining


 毎日毎日起きるとか、本当に信じられない。キリストだって耐えらるものか!

 そんなに毎日毎日体調が悪かったり、公的手続きがあったら不自然であろうため、残業が100時間越えるような昨今でもそれなりに勤怠が麗しいあたり、わたしもずいぶんしっかりしてきたとおもいます。これはちょっと前のお話。

 でもギリギリに起きちゃうこともあって、駅までタクシーを拾わざるを得ないなんて事態も。そしてこの類のことにかけては人よりも要領が悪い(みんなが当たり前に出来ることが出来ない!)私は、タクシーを止められない。おろおろしていたら、おまわりさんが走りよってくる。

「ここら辺、もうスピード乗っちゃってるから、止まらないですよ!」
「えっ、そんな」
「ちょっと待ってて下さい!」

 私はただ無為に交差点で手をヒラヒラさせていたわけじゃなくってね。交差点だったら、横から来るタクシーと前から来るタクシーがあるから、チャンスが2倍になると思って……おまわりさんが車道に躍り出て、誘導を始めた。や、止めて下さい! そんな方々にインパクトがあるようなことをされる身分では……ああ、車の流れが変わって……。

 「つかまえました!」と仔犬のようにニコニコするおまわりさんに、身も世もなくおろおろしながらお礼を言ってタクシーに乗り込むと、運転手さんも「あ~びっくりした……お客さんいてよかったよ。バス専用路走ってたから、お客さん居なかったら捕まってたよ……」とおろおろしていて、2人して天災に見舞われた後の風情。

もう、高円寺だからとか、そういう問題じゃない気がする。
もう、高円寺だからとか、そういう問題じゃない気がする。





2010⁄11⁄02 21:00 カテゴリー:探検! 誰かの町 comment(2) trackback(0)









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Author:ゆ
職にちょっと馴れてみれば
即「還俗した」などと抜かしてみる。


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