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 音楽だけが悪に拮抗する


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DOI MOI / Dialectic and Apocalypse

 MESHUGGAHの角を丁寧に研磨してしっとりさせたようなバッキングに、これまたGraham Bonnetをソフトにした感じのソウルフルなヴォーカルが乗る。混ぜてはならぬものを混ぜ、何故かゴリッと万人向けのJOURNEYやASIAに異常な角度から接近する。ボーリング大会で突如独り詰め将棋を始め、ピンをバコバコ倒してるようなこの世ならぬ風景。

 この「ギンギンに尖らざれば死。だけど、一番大事なのは歌だろ」という姿勢はTHE ALMIGHTYをちょっと思い出させる。すなわち、主張は正しいけれど、産み出されたものはどこにも属さないという、寄る辺なき変態性を礼賛す。

 ギターの陰影の濃さや、妙にややこしいリズム隊、そしてフワッと浮き上がるような素晴らしいコード/音の壁、といった点にそこはかとなくRUSHの馨り/花曇りの空のような、すっきりしない青さを感じさせるコードワークがなんだかBruce Dickinsonの組んだ変態オルタナバンドSKUNKWORKSっぽくも。

 入り組んだテクスチャーの曲の数々が、ほとんど2分~3分でパリっと終わるあたり、とってもキュートで、そのスムースさがときどきフュージョンにも聴こえる。MESHUGGAHがどうの、と冒頭で剣呑なことを書いたけど、さらに連想を重ねるなら、MESSHUGGAHがドリルなら、DOI MOIは毛筆の感触がある。

 そんなこんなでリフときたら、CARCASS的なキモさを遺憾なく発揮してみたり、パーカッシヴにポリリズムしてみたり、鉄屑が転がるようなジャンクなリフを刻んでみたり、地下住人然としていつつ、ウェルメイドな音造りで、なんだか聴けちゃう上に、フラッシーなギター・ソロもお手の物。

 そうね 今年は窓を開けておくわ。夜の本当の暗さが知りたいの。

 上記の詩が素晴らしい。なんと言うか、小さな永遠を上品に捕らえているように思われる。短歌の世界で言葉を入れ替えられる句/歌を「この句/歌は動く」と評するのだけど、例えば「今年は窓を開けておくね」とか「今夜は窓を開けておくわ」だと、決定的に何かが損なわれる。凄い。これぞまさに棒立ちのポエジー。

 ちなみにDOI MOIの中の人のBlogはこちら。突然THUNDERHEADに猛烈な執着を見せたりするいい人。うわ、DOI MOIのTシャツ欲しい!






2009⁄12⁄07 00:00 カテゴリー:音楽の話 comment(0) trackback(0)











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