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 音楽だけが悪に拮抗する


erotik

LIFELOVER - Erotik

 急に、肩が軽くなった。ぼくたちは微笑み合って理解する。
 ぼくたちはとうとう、押しつぶされてしまったんだ。もう重くない。もう苦しくない。


  中村九郎『ロクメンダイス、』p.257

 Misanthropic BlackだかDepressive Blackだかっていうジャンルがありましてね。それはもう陰々鬱々とした気持ちをイヤってぐらい味わわせてくれる素敵な連中なのだけど、どうも彼らもそれに類するものであるらしい。「命大好き!」って、君たちはなんて素直なんだろう!

 散見される金切り声やジリジリとした痩せ細り尖ったギターの音がBlack Metalの一派であることを主張するけど、楽曲のリズムやメロディのセンスはGoth勢に近い……気がする。その全てが聴く者の神経を逆撫でするべく精一杯のマジックを繰り広げるんだよ!

 今日死ぬのはもう面倒だから明日死のう。そう言い続け、随分な月日が過ぎました。

 無理矢理他のバンドと類似点を探すなら、JOY DIVISIONの2ndを取り返しがつかないぐらいジャンクにした感じだろうか。とくに魅力的でもない声質のヴォーカルが上擦り嘆く様ときたら大変に不快で、ジージー言うギターが退廃的なメロディを奏でつつ、何故かアップテンポに飛ばし、ハンドクラップの音まで飛び出す始末。

 合いそうなパーツを継ぎ接ぎしたところ、何故か前衛と呼ばれるようになってしまった感が横溢しており、間違ってもタイトルにあるように官能的ではない。アンビエント感を演出するピアノ/キーボードの音は甘美だが、それを打ち消して余りあるストラクチャの齟齬っぷりにクラクラする。

 リズム隊を筆頭に楽器陣は終始「これで合ってるんだっけ?」という不安を煽るアンサンブルをよたよたと叩き出す。BURZUMの1stあたりを思い出しねぇ。立体感に乏しい音像は奇跡的に軽い離人症っぽさを表現しているようにも思えるが、あまり真面目にやっていると受け取るのも馬鹿馬鹿しい気がするので、この腐れ口を閉じておきますね。

 もう哀愁だか沈痛だかってメロディは初っ端から勢い良く横滑りを見せ、「嘆かわしい」とか「正視に耐えない」とか、いっそ「気の毒」とか、そういうレベル。たまにメジャーコードで哀愁を醸し出そうとするも「雲間から仄かに見える陽光」って感じじゃなくて、むしろ幼児退行的で、逆に辛い。ぃ ぇ ぁ! 実にエモーショナルだ! どう向き合えばいいのか解らない!

 それにしてもLIFELOVERというバンド名は口にする度、そこはかとなく面白いね。





2009⁄11⁄14 00:00 カテゴリー:音楽の話 comment(2) trackback(0)











コメント



BLIND GUARDIANを聴いてバランスをとるんだ
(2009/11/14 04:37) URL | イタバシ[ 編集]


イタバシさん>

パパー、このダークタワー、
とってもsomewhere far beyondだよー!
(2009/11/16 00:53) URL | ゆ[ 編集]



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