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 音楽だけが悪に拮抗する


warschau

MARDUK / Warschau

 この世のバンドやアルバムには、そいつを聴いているときだけは「やっぱり、一番好きだな!」と思えるようなものがあって、私にとってのそれの一つ2がMARDUKだったりする。聴き終えたあとは「そんなでもないな!」と心の底から思う。うん。もっと広い視野ってやつを持つべき。

 MARDUKときたら、メロディらしいメロディがあったのは『Heaven Shall Burn...When We Are Gathered』あたりまでで、その後の「あ、メロディいらなくね?」と気付いてしまい、『Panzer Divsion Marduk』に至ってはロール、然らずんばブラストという阿鼻地獄へ。

 最近までのアルバムに関して、ギターの音が上下するため、それがメロディであると言えないこともないが、錯乱/残酷/冷厳……としか形容できないもので、一般人が歓迎するような類のものではない。メロディもリズムもどうあったって現実と折り合いが悪い方向へとひた走る姿には目頭が熱くなる。

 『Plague Angel』ではMortuus(Arioch)という怨嗟、侮蔑、然らずんば憤怒なヴォーカリストまで迎えていて(私はこのヴォーカリストがとても好きだ)、無邪気な「キリスト憎し」「古代信仰最高」という地平から悠然と離陸し、史実や聖書のおぞましい側面を頼みもしないのにしっかりと描写するようになって、酸鼻度も弥増す。

 そんなバンドのライヴアルバムです。

 ところどころ錆の浮いた鉈のようなガナリ声、シングル・コイルのギターを掻き毟る尖りきった音、PUNK的にうねるベース、リズム隊という概念を一切放棄したようなブラスト。音の暴力による荘厳な儀式。厭過ぎる。もう……もう、この津波だけが正義でありこれ以外に正義はない

 "Burn My Coffin"や"Sulphur Souls"あたりの、美しいメロディを湛えて疾駆する曲、ミッドテンポの"Wolves"――今となっては最早「かわいい」と思えるような曲も苛烈な圧を以てつかまつるー! 演奏は勿論しっかりしており、音の分離もよく、スタジオ盤よりも熱っぽく演奏されていて、大変麗しい。確かにあるのだ。「ああ、事物の全てはMARDUK的たれよかし!」と天を仰ぐ瞬間が。

 しかし、それも最早――またとなけめ、またとなけめ、だ!(聴き終わったから)





2009⁄11⁄21 00:00 カテゴリー:音楽の話 comment(0) trackback(0)











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