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 Why So Serious? 『Dark Knight』


joker

『Dark Knight』

 一年前、仕事でフニャフニャになりながら観に行き、2時間半続く緊張でさらにグッタリ疲れることとなった『Dark Knight』を再び観る。血も凍るような手際のいいテロ行為と壮絶な情報戦、そして魂を削るような思慕の情を堪能し――私の携帯の待ち受け画面には、ジョーカー様が鎮座してましますのです。

かわいいよジョーカー
ジョーカーかわいいよ

 あの後他のどんな映画観ても「ジョーカーと較べたら小物だよなぁ」って物足りなく思うという症状が確認された。輝けば輝く程に濃くなる影、互いに補完し合う対の存在、ふたりはプリキュア。町山さんは『失楽園』のルシファーに原型を見ているが、私はアンチ・クライストだと思った。

 ところで、氏はジョーカーが刑務所から脱走してパトカーから上半身を乗り出し、夜風に髪を遊ばせているシーンに物凄く感動したらしい。「<人間>に勝つ数少ないシーンだから」とのこと。痺れるぐらいかっこいいセンスだ。

 以前書いたようなバットマンとハービー・デントとジョーカーの切ない三角関係どころではなく、バットマンとジョーカーの身も心も与えるか全てを奪うかの濃密で閉鎖的な悲恋の物語なのではないかしらんと思う。そう考えると「バットマン脇役wwwww」というのも頷ける。恋物語では追う者に視座を設けるのが常道だろう。

 裂かれた口の理由を説明するたびに、「う~ん……」って少しの間考えて、時々に別の説明をする。曰く「父親にやられた(Why so serious?)」曰く「奥さんを笑わせようとした」ようするに、端から本当のことなんか喋るつもりもないし、それを隠そうともしないんだぜ。

 このような<ジョーカー・メソッド>は今後のビジネスシーンでも大いに活用して行きたい。ともかく。来歴も何もかもあやふやで、ほとんど観念的な存在のジョーカーなのだけど、下記の通り実存/ファンクションは明白だ。

Nothing in his pockets but knives and lint
(ポケットにはナイフと糸くず以外ない)
Some men just wanna watch the world burn
(ただ世界が燃え堕ちるのを見るのが好きな連中もおります)

 バットマンは秘密兵器を自費で作らせ、「高貴なる者の義務」と呼ぶにはどこか病的な、オブセッションに取り憑かれて街の秩序を守ろうとする大富豪。かたやジョーカーは上の引用にあるように、持たざる者で、全きアナーキスト。かように互いに相補的。もう運命の赤い糸で雁字搦めだな、君たちときたら!

Kill you?
(殺すだって?)
I don't want to kill you.
(あんたを殺したくなんかないよ)
What would I do without you?
(あんたなしで俺はどうすりゃいいのさ)
Go back to ripping off Mob dealers?
(帰って売人相手にペテン稼業か?)
No you……You. Complete. Me.
(まさか。あんたは……あんたは、俺を、完全にしてくれる)


 震えるほどに迷惑だった。でも「その人が居なければ私は欠けた存在である」という観念に身を焼いた経験は、誰だってあるハズだいいやないとは言わせない私だけがストーカー気質であるとするこの世の中は須らく灰塵jに帰すべきだ。そして世界は知るだろう。最後に立つ者を、その正当性を。





2009⁄11⁄12 00:00 カテゴリー:感想と雑感 comment(0) trackback(0)











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