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 引用005 『アラビアの夜の種族 Ⅲ』


 書物とはふしぎです。一冊の書物はいずこより来るのか? その書物を紐解いている、読者の前に眼前にです。読者は一人であり、書物は一冊。なぜ、その一冊を選んでいるのでしょう。ある種の経過で? ある種の運命で? なぜ、その一冊と――おなじ時間を共有して――読むのでしょう? 読まれている瞬間、おなじ時間を生きているのは、その一冊と、その一人だけなのです。
 一冊の書物にとって、読者とはつねに唯一の人間を指すのです。
 だから、どのような経緯で?
 強制?
 偶然?
 だから、運命?
 わたしは惟うのですが、書物はそれと出遭うべき人物のところに顕れるのではないでしょうか。
 書物じしんの意思で。

  古川日出男/『アラビアの夜の種族 Ⅲ』p.268





2007⁄10⁄04 00:24 カテゴリー:引用、もしくは考えるべきこと comment(3) trackback(0)











コメント



私が学校の図書館で『ク・リトル・リトル神話大全』に出会ったのも、
やはり書物自身の意思なのでしょうか。
何だか名状し難い恐怖を感じてなりませぬ。
(2007/10/04 21:37) URL | ハサーソ[ 編集]


私が地元の図書館で『黒の碑』に出会ったのも(以下略)
(2007/10/05 10:03) URL | イタバシ[ 編集]


ハサーソさん>

それは書物の意思というよりも、
deep old onesの意思なのでは……。

イタバシさん>

それは書物の意思というよりも、
曲線が直線に見えるような
曲線が直線に見えるような巨大な蛸の意思なのでは……。
(2007/10/05 22:54) URL | ゆ[ 編集]



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