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 引用016 『実存から実存者へ』


 労苦は償いえない。人類の幸福が個人の不幸を正当化しないように、未来の報酬は現在の労苦を汲み尽くせはしない。労苦を償いうるような正義は存在しないのだ。労苦が償われるためには労苦の瞬間に立ち戻ることができるか、この瞬間を蘇らせることができるかしなければならない。

 希望を抱くとはしたがって、償いえないものの償いを希望すること、したがって<現在>のために希望することである。一般的にはこのような償いは時間のなかでは不可能であり、唯一永遠だけが――そこでは時間のなかの弁別された瞬間は区別できなくなる――救済の場所だと考えられている。

 このように永遠に訴えることは、私たちには必ずしも必要だとは思われないが、少なくともそれは、救済がただたんに代償を与えるということではなく、苦しみの瞬間に関わるものでなければならないという不可能な要請があることを示している。

 時間の本質とは、この救済の要請に答えることなのではないだろうか。主体にとって外的な経済的時間の分析は、現在をただ償うだけでなく蘇らせるはずの時間の本質的構造を避けてとおってしまうのではないだろうか。

 未来とは、何よりもまず現在の復活なのではないだろうか。

  エマニュエル・レヴィナス著 西谷修訳/『実存から実存者へ』pp.191-192





2008⁄03⁄20 22:57 カテゴリー:引用、もしくは考えるべきこと comment(0) trackback(0)











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