Happiness is overcoming your fears
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 音楽だけが悪に拮抗する


Utopia.jpg

BLACK LEAGUE / man's ruin revisited

 前作『Utopia A.D.』からググッとギアをポンコツrock'n'rollにシフト! 加速度的にダメ人間化が進んでおり、大変心強い。雄臭いどころかもう獣とか、その辺と一緒だよな、こんななっちゃうと! ふひゃあ。

 KISSとかMOTORHEADとかが大好きってのがうんざりするほど伝わって来る、天を仰いで嘆息するようなボンクラっぷりを惜し気もなくなく発揮しておいでで、もう愛さずにはおれぬ。

 しかも相変わらずdoom/stoner何処吹く風で「俺、すげーバンド発見した! KISS! こんなのやろう!」みたいな、凡そ成熟した人間には赦されざるピュアネスすらも迸っていらっしゃる。

 "Detroit Rock City"的なお馬鹿さんソング"Man's Ruin Revisited"、アップテンポで迫るお馬鹿さんソング"Cold Woman, Warm Beer"、爆走するお馬鹿さんソング"Ain't No Friend O mine"、ここに来てまさかのSAXON調のお馬鹿さんソング"Hot Wheel"……。

 のびのび作り過ぎではないのか、君たち。

 このようないかんともしがたい馬鹿嵐のような楽曲群の中にあってキラリと光る"The Healer"や"Croocked Mile"等のヘッドダウンな曲でしみったれた負け犬臭をこれでもかとばかりに振り撒き、涙腺をアレすることも忘れない。眼に映る全てのものが君を罵っている!

 そして、とどめは泣きのバラード"Better Angel"! 素晴らしい!


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2008⁄12⁄23 23:45 カテゴリー:音楽の話 comment(0) trackback(0)







 That's my soul up there


 今宵は安息日の前夜、即ちサバトです。悪魔会議――春日井健という純潔な小悪魔の祝宴にはまことにふさわしい夕べではありませんか。
 かつて、戦争中、軍隊はもとよりぼく達も七曜から土曜と日曜を剥奪されて陰鬱な日々を生きていました。

 今日、戦争が終って十数年を経た後も、短歌の世界には、全きサバトの歌、全き安息日の歌が喪われたままの状態にあるようです。

 ぼくの考えるサバトの歌とは、人間のうちなるデモンをみつめ、凄まじい創造力に賭けるうたであり、安息日の歌とは、言葉の美と秩序の回復を希い、真に人間のたましいの鎮めとなるうたのことです。


 水原紫苑他編 / 『現代詩手帳特集版 春日井健の世界』p.129

 今日も今日とてKUNIOは元気にファンタズマゴっています。これは春日井健の歌集に寄せた塚本邦雄の言葉。はてさて安息日の歌と聞いて何か記憶の片隅でキックスタートされるものがあるなと思ったら、世界一聖なる音楽の一つであるところのRUSHの"Resist"でございました。

 うん、あの曲は実に日曜日って感じだ。

I can learn to resist
Anything but temptation
I can learn to co-exist
With anything but pain

I can learn to compromise
Anything but my desires
I can learn to get along
With all the things I can't explain


 上記の詩は確かに何かの復活を祈っているように、私には思われる。そも、このような言葉で慰撫されなければならないほど、低さ/狭さに苦しむ人がどの時代にも一定数存在しちゃうあたり、人類の可憐っぷりときたら乙女のようで、もう人類=乙女ということでよろしいのではないか。

 乙女遍在説。おやすみなさい。





2008⁄12⁄21 23:45 カテゴリー:白昼夢のような日々 comment(0) trackback(0)







 That's my soul up there


 大造じいさんとGUN:「見てくれ! 俺のM16を見てくれ! 男の証だ!!」

 熊本に還れば必ず、必ず買い入れようと思っていた埴谷雄高の『不合理故に我信ず』が所定の位置から姿を消していたため、甚大にうろたえる。私のものを買った子は前に出なさい。その顎微塵となるまで砕かんとす。

 あ、そう言えば旧訳聖書好き好きさんとくればレヴィナス叔父さん。どんだけ好きかって言うと、氏が<テクスト>と言う時、それは旧訳聖書のことであるってぐらい。

 そうか。旧訳聖書好きは変態だらけなんだ

 レヴィナス叔父さんが「旧訳聖書読む時はえっちなこと考えちゃダメだよ」って言ってるけどKUNIOの読み方ときたら「何ぞこれwwwww何ぞこれwwwww」みたいなトーンで大変微笑ましい。とまれ、KUNIOの項は若干距離を取りたくなるレベルのテンションであれやこれや捲くし立てた後、以下のセンテンスで終わります。

 一八九〇年、教育勅語が発布され、これが教育の淵源であり国体の精華とされた時から、人々の心にはタブー中のタブーが萌しはじめ、ヤコブのやうに父を騙り、カインのやうに弟を殺すことをたくらみ出したのかも知れない。そしてその窮極は、最も殺し易い自分自身を殺すことを企てるだろう。自分自身こそ、みづからにとつて最高の尊属ではなからうか。自分自身を斬り殺せ、キリコロセ!

  天沢退二郎他/『名詞渉猟』p.131






2008⁄12⁄19 23:45 カテゴリー:白昼夢のような日々 comment(0) trackback(0)







 That's my soul up there


 山あり谷ありしながらも母はもりもり回復して行き、病室にお見舞いに行ってから私がすることと言えば隣で静かに本を読むことなのだが(気が向いたとき喋る)、いい加減読む本が底をついてきた。ヒャッハー! 本屋さんだァ!

 本屋のレジで弟Bと会う。「まぁ、大きな本屋って数えるほどしかないしねぇ……」らめぇぇぇ! 嬉々として『文学少女』シリーズを買い集めてるお兄ちゃんの姿を見ちゃらめぇッ!!

 暗黒童話作家に天沢退二郎って方がいらっしゃいましてね。その方のお気に入りの詩アンソロジーがあるってんで買ってみたら、そこに塚本邦雄も執筆しておるではありませんか。KU・NI・O! KU・NI・O! いきなり最高の詩は旧訳聖書だなどと吹き始め、もう心配になるぐらい元気にファンタズマゴってます

 以下にKUNIOが活き活きとファンタズマゴってる箇所を引用する。

いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす

 「い」から七字宛六行に、残り五字を最後の一行として書き並べ、末尾の文字を左(当ブログでは上から下)にたどると「とかなくてしす=咎無くて死す」となり、勿論これは「仮名手本忠臣蔵」の依つて来る所以として周知に近い。

 加ふるに右端(当ブログでは左上)の「い」、左端(当ブログでは左下)の「ゑ」、それに末尾の「す」は、咎無くて死んだのが「いゑす」であるという文字謎となる。

 なほ、さらに最上段七字を右から左に読めば、明らかに「いちよらやあゑ」=「イチヨラ・ヤアウェ」=「神、蕃祭に赴き信ふ」なるヘブライ語を現す。このやうな超絶技巧を空海以外の誰に期待できよう。

  天沢退二郎他/『名詞渉猟』pp.117-118

 KU・NI・O! KU・NI・O! 超絶技巧はむしろ、お前の開錠のほうではないのか。






2008⁄12⁄17 23:45 カテゴリー:白昼夢のような日々 comment(2) trackback(0)







 That's my soul up there


 あんまりと言えばあんまりなgore映像を見、見せ、よ、4時間も見せられた後、ビデオは終わる。みんなして最早呆然としていたところへ主治医と名乗る、ふざけているのかと思う程マリオに似た紳士がモニター室に来た。母がお世話になりました。

「施術は1回で成功です。理想的な手術が出来ました」

 ヒャッハー! 集中治療室でシャンパンシャワーだァ! ……というテンションにはならず、安堵と極端な緊張が解けた虚脱感で、ぼけ~っとする。最短4時間。トライ・アンド・エラーを繰り返して最長7時間。リミットに近づくほど心臓に負荷がかかるため、あんまり長いと諦めざるを得なかったが、4時間かぁ……ついてるなぁ。

「麻酔が切れるのがだいたい5時間後です。今から様子を見に行ってあげて下さい。まだ目を覚ますことはないと思いますが……。容態は安定していますので、今日は帰られて結構です」

 集中治療室にて母と再会。なんか平べったくなっているような……? ああ、思い出した。父のときもそうだった。病院で寝てる人ってのはだいたい平べったいんだ。人工呼吸器が痛ましいが、何にせよ、良かった。……と思っていたら、母がうっすらと目を開けて、頷いてまた寝た。

 なんかすげ~な、人間。兎にも角にも、1回目を覚ましてくれたお陰で「このまま昏睡状態に……」という不安からひとまず解放され、家に帰れた。あの強烈な映像に魘されるだろうと、きっと魘されるだろうと思っていたのだが、小さな恐竜の夢見た。手乗りサイズのですね、首長竜がとても可愛らしく、ですね。

「心臓の弁ですが、どうも先天的と言うか、遺伝的なもののようですな」

 ……To be continued……?






2008⁄12⁄15 23:45 カテゴリー:白昼夢のような日々 comment(0) trackback(0)







 That's my soul up there


 精神分析畑にいた頃聞いた話なのだけど、「立ち会い出産ってどーよ」って議題があるそうで。論の骨子はよく知らないのが、「おお、確かに今まで無批判に受け入れてたけど、大丈夫なのかな?」とそれ聞いた時に思ったことです。何て言うか、<神秘>とか<他者性>とか、その辺にお邪魔しちゃっていいのかな、って。

 麻酔をキメてトロンとした母を「起きる時には治ってるよ」と送り出す。ニコニコしながら両手を差し伸べてきたので、しっかり握る。私の手は柔らかい、とのこと。ホワイト・カラーだからな! 心細さが伝わって、ちょっと涙ぐむ。

 さてもさて。

 母が手術室に向かう前、「清書して、出しとけ」と言い置かれた、母が受講しているシナリオ教室の宿題をせっせと書き写す。肉親の書いた<物語>の扱いにとても困ってしまいます! そしてとてもじゃないが"清く書いてる"とは言い難く……。煩悶していたところ、看護士さんから「ご家族の方はモニター室へどうぞ」と病室から蹴り出される。

 "モニター"室、だと……?

 ヴァー母ノ心臓ッテ黄色イナー。あ、あの、こんなDISMEMBERのジャケみたいなの見せられても何してるのか分かんないし、もしやカメラ越しに「あ、やべ……」みたいなトーンになっちまったら俺どうしていバカ、何心臓ガンガン揺らしてんだよ心臓だぞバカ! 荒ぇよ! 「心臓内の空気を抜いてます」というテロップでたー。

 嗚呼、熱く激しく水垢離とかお百度参りとかしていた方が随分と心は平和だった気がする。






2008⁄12⁄13 23:45 カテゴリー:白昼夢のような日々 comment(0) trackback(0)









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