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 One eye open, one eye close

 緩〜くプロジェクトがチロチロ言い始めた頃に来る資格試験。最近、何が起こってもそんなにあわあわしなくなってきたのだけど、仕事、研修、資格試験、歯医者……と問題がダマになって転がってくると流石に「あーもーあーもー!」ってなる。

 そも、日曜日に早起きしなきゃっていうのがとても気に入らない。

 気に入らないけど、いざ当日寝坊なり迷子なりで試験が受けられなかったとしたら、それはもう一日陰々滅々とした気分で過ごすことになるって、経験的に知っているので、前日から経路を調べたりお勉強する振りしたり。

 さて、当日。微弱な寝坊にハラハラしつつ、駅へ。なんだかトンチキなと言うか、全体的に違和感のある格好をした集団について行ったらそこは試験会場だったのです! ……適応、してきたなぁ。

 友人からメールが届く。「会場の、圧倒的な、ネルシャツ率」とのこと。ハッとなり、咄嗟に周りを見回すと、まるでそこは異界のようだった。そして――本当に唐突に、"ハッシュ"の概念を理解した。

 途中、問題文を読むのが面倒になったりしたけど、恙無く試験を終了し(そして恐らく落第し)、午後試験までの時間を、暖かな陽だまりの中、歩く、歩く。試験会場の池をボーッと見ていたら、愛想を振りまく鳥に混じって亀がいることに気付いた。

 俗世に一瞥もくれず、水面に落ちた葉っぱをあまり真剣には見えない態度で追いかける亀、種族を越えて芽生える恋、今日はいい休日だ。
2009.04.25 引用027
 AI考案セレクション

 Sussmanがまだ未熟者だった頃、PDP-6でハックしている最中にMinskyが近づいてきたことがあった。

「何をしているのかね」Minskyが尋ねた。
「ランダムに結合された神経回路網が三目ならべをプレイするよう訓練しているんです」Sussmanが答えた。
「どうして回路網をランダムに結合するのかね」Minskyが尋ねた。
「回路網がプレイの仕方を最初から知らないようにしたいと思って」Sussmanが言った。
するとMinskyは目を閉じた。
「どうして目を閉じるんです」Sussmanは師に尋ねた。
「部屋が空っぽになるように」
その瞬間、Sussmanは悟った。

  Eric S. Raymond編/福崎俊博訳『ハッカーズ大辞典 改訂新版』pp.640-641
 PARALYZED!!

 プレゼン資料を作るです。この類の作業は燃えるのだが、遅々として筆が進まぬ。ビジネスにラカンやレヴィナスを絡ませるのがこんなに難しかったなんて。お陰で慢性的な寝不足に悩まされるハメに。やれやれ。

 ボロメオの輪の話とか、させろよ!

 そこへ来て、顎も砕けよとばかりにガムを噛んでいたところ、歯の詰め物が取れ申した。翌朝、早速歯医者さんに行くと、麻酔に次ぐ麻酔。俺、目が覚めたら歯を全部ドリルにされてたりしないだろうか。

 グラグラする頭を抱えて出社……する途中にうどん屋さんでご飯を食べる。何か意味が解らないことを仕出かしているような、そんな気分になってくる。口の中にあるうどんに意識を集中すると大変鬱陶しゅうございます! 何でそんなに勝手気侭に動くんだ

 久しぶりの歯医者さんだったのだけど、久しぶりだからという、本当にただそれだけの理由でレントゲンを撮られ、あれこれ精密検査を施され、波及的に、歯を10本治すこととなり、しばらく通院する運びとなる。ああ――麻酔と寝不足でまるで現実感を欠いた日々が始まる。

 虫歯なんて一本もないのに!

 立て続けにお尻を年配の女性に褒められるという珍事が勃発し、なんだかとても厭世的な気分になる。えっち! 私、腕とか頭とかもあるよ! それにしても、思わず隠してしまうのは、一体なんだろうね。
 thy name is misery

 以前社内のレクレーションを企画した時は、私がしたいことにみんなが付き合う形となり、大変心楽しい時間を過ごしたのだが、今回のレクレーションはいつの間にかあれよあれよとどんよりボーリング大会。

 私は! ボールが絡む一切が! 苦手だ! 私ゃあねぇ、バイト先でのボーリング大会中、隣のレーンで1人で投げていた爺さんに呆れられてフォームを矯正されるぐらい下手なんす。挙句の果てにどう助言されても直らないフォームに業を煮やした爺さんに「殺すぞ」と首を絞められたりも、するんだぜ? 

 そんなだから、ほら見ろ〜。チーム戦の暗いこと、暗いこと。滅びの風よ、吹き荒れよ。わぁ、あっちのレーンはハイタッチとかしてて、とても楽しそうです。直視し難い光景であるため、Joel Spolsky著の『BEST SOFTWARE WRITING』からローリー・ブライズの人物評をご覧下さい。

ローリー・プライズ(Rory Blyth)はmicrosftでコーポレート"ボケ役"として働いている。暇な時間に枯れは、ブログwww.neopoleon.comを書き、宇宙について黙考し、自分が失われた3つのサンカラの石の1つだと考えていて、ほんとうはたぶんそうではないのだけど、そう思っているほうが、自分なんかまったく重要じゃないと思うよりは気分が良いのだ。

 私、今回のボーリング大会で章をいただく大健闘を致しましたわ! ええ、ええ、勿論ブービーなのですが、いただいたものときたら大変立派なコーヒーメーカーで、これはもう天におわしますクソッタレの思し召しだとしか!

 万能感に包まれて帰宅するが、別にコーヒーメーカー要らなかったと気付くまで長くはかからなかった。
 I am the voice of the broken glass

 熱が下がらない。怖くなったので近くのevilな耳鼻科に行った。受付から看護士さんまで、例外なく何だか不機嫌でとても感じの悪いところだよ。先生はそんなに変じゃないけれど、何て言うか、もう方角が悪いとか、そういう感じの厭〜な空気漂うところさ、そこは。

 冷めた問診表放り投げるように書かされて、待合室で悪寒に震えていて、"kawaii"という言葉が海外に輸出されていることに関して色々考えを巡らせる。「かわいい」って言葉に該当する英語とか、沢山ありそうなものなのだが、あちらさんはなんか違うように感じているらしい。

 考えてみれば、日本人って桜見ては「かわいい」と言ったり天皇みては「かわいい」と言ったり、童を見ては「かわいい」と言ったり、デザインの良い靴を「かわいい」と言ったり、節操ない。Emperorはcuteではない。

 そうか。"kawaii"は一神教的ではない"hallelujah"じゃなかろうか!

 私の肘ぐらいまである長〜い針金を持ってきて「はい、じゃあ鼻の奥見ましょうね」とか先生は言う。嫌だよ。そんなん入らないよ。私、小さい頃のアレで鼻の骨が若干曲がってるから、そういうの凄く痛いんだよ。

 中国雑技団のナニみたいにスルスル鼻に入る針g痛ってぇぇぇぇぇええ! 私も動物の末席を汚しておる身ですから、そのような刺激に対しては反射的に首を反らすなどして、それ相応の対応をしようとするワケですが、後ろから熊のようなおばさんがむしろ突き刺されとばかりに頭を前に押すのです。

 CRADLE OF FILTHってバンドの詩に"Phalleruja!"ってのがあるんだけど、男根崇拝(Phallus + hallelujah)のことだと思うの。